(2019/1/20更新)
私は社会人になってから10年以上偏頭痛に悩まされてきました。
そんな時、雑誌で枕外来という枕専門の診察をしてくれる病院があることを知りました。
早速来院して診察してもらいオーダーメイドで枕を作ってもらったのが10年前。
それからずっと同じ枕を使い続けています。
今回は枕外来での診察内容や、枕を使っみた感想について書きたいと思います。
当時の症状
ほぼ毎日朝起きてすぐに頭痛がしていました。首が凝った感じで頭がズキズキするのです。
しばらくすると収まることもありましたが、運が悪いと1日中頭痛が続きます。
ひどい時には吐き気や、目眩もあり、仕事にも集中できないので大変だったことを覚えています。
当時は原因が分からなかったので、寝る時間を変えてみたり、眼鏡を変えてみたり、一応枕も市販のものに変えてみましたがまったく改善しません。
当時仕事が激務だったため、ストレスなのかなぁと半ば諦めかけていました。
そんな時、雑誌を見ていると、枕専門の外来があることを知りました。
もしかしたら治るかも!?
その期待を込めてダメもとで来院してみることにしました。
どこの病院?
枕外来がある病院は、神奈川県の相模原市にある16号整形外科です。
こちらの医院は整形外科がメインなのですが、その中に特殊外来として枕外来があります。
枕外来では頸椎治療の一環として、寝る際の姿勢や枕の調整方法などについて指導してくれます。
ちなみに枕のオーダーメイドは診療とは別になりますので、診察に行ったからといってすぐに作ってくれるわけではありません。
診察後に枕の作成を予約するわけですが、現在は非常に人気のため、実際に枕が届くまでおよそ半年かかります。
場所的には千葉や埼玉からは2時間、横浜からは1時間、東京など都心からでも1時間半あれば行けます。
診察内容
私の場合は予約もせずいきなり来院しましたので、診察まで結構待った気がします。(10年前は予約なしで行けましたが今は予約必須です)
公式サイトから予約が可能ですので、ちゃんと予約してから行ったほうがよいです。
診察では実際に診察台に寝て、寝る時の姿勢について指導を受けました。
そうすると今まで使っている枕が低すぎることが分かりました。
どうやら、枕が低いと頭が下がり血がうまく巡らず頭側に溜まってしまうため、頭痛が起こり易くなるとか。なるほど、確かにそれなら私の症状と同じですから納得です。
逆に枕が高いと気道がふさがれるため息がしづらくなり熟睡できなくなります。
また寝返りが重要で、枕の高さや布団の硬さが丁度よくないと寝返りがうてないので良くないそうです。
あと驚いたのが、枕ってタオル1枚の厚さでも高さが変わるとダメだということです。
よく夏とか汗をかくので枕にタオルを巻いて寝ることがあるかもしれませんが、それ本当はダメだそうです。
実際に私も長年枕を使っていますが、たまにタオルを敷くと朝起きた時に頭痛がすることがあります。
そんな感じで寝る時の姿勢や枕の正しい選び方の指導を受けました。
診察自体はこれで終わりです。
診察の結果を参考に自分で枕を作ったり、買い替えたりなどしてもよいのですが、せっかくなので枕をオーダーメイドで作ってもらうことにしました。
(2017/8/14追記)
WEBから予約ができるようになっていました。
こちらから予約が可能です→診察予約のご案内
オーダーメイド枕の注文方法
(2019/1/20 全面的に最新に更新)
オーダーメイド枕の注文は以下の3通りあります。
- 直営計測所で購入する
- 提携病院で購入する
- オンラインショップで購入する
直営計測所で購入する
神奈川県相模原計測所と東京渋谷支店の2箇所のみ、枕診断士と直接対面して計測してくれます。診察料と枕代金を全額払えば当日に枕を持って帰れます。
私はこの方法だったのですが、神奈川県相模原計測所に直接行って診察後すぐに計測してもらいました。
枕の高さ、硬さ、幅など、人によって様々なため、計測が必須です。
計測方法
診断士の方が、頭型や肩幅などチェックします。
次に診察台の上に横になり、上向き、横向き、寝返りをしながら枕の高さ、硬さを決定します。
自宅の寝具環境などを総合的に判断します。
この計測結果をもとに枕の中のクッションの枚数や素材を調整していきます。
提携病院で購入する
全国約60か所以上にある提携病院や施設で計測して購入することができます。
提携病院によって枕診断士の計測かセルフ計測か異なりますので、確認してみてください。
どこに施設があるか詳しくはこちらをご覧ください。
オンラインショップで購入する
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県にお住いの方のみ対象ではありますが、オンラインから購入することも可能です。この場合、計測は自分で行うことになります。
個人的にはセルフ計測よりは実際に診察してもらったほうが確実だと思います。
価格
整形外科枕(標準サイズ)縦25cm×横50cm
28,000円(税込、送料込)
整形外科枕ワイドターン(税込、送料込) 縦30cm×横60cm
33,400円(税込、送料込)
現在(20191/20)は上記2種類があります。
私は標準タイプを使用しています(10年前は標準タイプしかなかったので)が、ワイドターンがオススメです。標準タイプだと寝返りをうった時に枕からずれてしまうことがあります。妻がワイドターンを使用していますがずれることはありません。
正直枕としては高いと思われるかもしれませんが、これで頭痛が治るなら安い買い物だとは思います。
結果的に10年使っているわけですから1年で2800円、1日約7円ですよ! コスパで考えるとめちゃくちゃ安いと思います。
当時、私は頭痛に悩まされて長かったのでワラをもつかむ気持ちで注文しました。
注文してから確か2か月後くらいに届いたと思います。
当時は今ほど有名ではなかったのでそれくらいの待ちで済みましたが、今では診察の予約まで最大で半年ほど待つこともあります。
(2019/1/20更新)
+2000円して楽天市場から注文すれば一般予約よりも優先的に計測可能です!
購入の流れはこのようになっています。
以下の3種類のチケットから選ぶことができます。
種類 | チケット | スペシャルチケット | プレミアムチケット |
価格 | 29,800円 | 35,200円 | 39,952円 |
セット内容 | 予約優先付き 計測料 枕 送料 |
予約優先付き 計測料 枕 送料 |
予約優先付き 計測料 枕 送料 替えカバー 枕携帯バッグ |
枕サイズ | 標準 奥行25cm×横幅50cm |
ワイド 奥行30cm×横幅60cm |
ワイド 奥行30cm×横幅60cm |
チケット 取扱計測所 |
神奈川相模原本店 東京渋谷支店 |
神奈川相模原本店 東京渋谷支店 |
神奈川相模原本店 東京渋谷支店 |
チケット自体は注文すれば翌日に届きます。
チケットが届いたら計測所へ連絡し予約します。
予約した日に実際に行って計測した後注文すれば1週間後には枕が届くとのことです。
半年待つくらいなら少しお金を出して早めに使ったほうがよいですね。
こちらから購入ページに飛べます。
実際に使ってみた感想
正直言いますと、使い始めてしばらくは何も変わりませんでした。
相変わらず頭痛はしますし・・・
でもお金が持ったいないから使い続けました。
そうすると、使い続けて半年後にふと気づいたのです、
あれ?そういえば最近朝の頭痛がない・・・
今までは週に3~4回は必ず頭痛がしていたのに、月に1回あるかないかくらいまで減っていました!
姿勢が正しくなることでちょっとずつ改善されていったんでしょうか。
とにかく朝が楽になりました。
結局それから10年経った今でも枕を使い続けています。
10年も経っているので少し年季が入っています。
外カバーは定期的に洗濯していますし、内カバーはこの前買い替えました。
また、この枕を使用すると下記の症状についても改善される可能性があるとのことです。
- いびき
- 四十肩、五十肩
- 頭痛
- 浅い眠り
- 無呼吸
- 手のしびれ
- 腰痛
- めまい
- だるさ
- 枕が離れる
まとめ
- 朝起きて頭痛がする人は枕が合っていないことが原因の可能性が高い
- 16号整形外科という病院に枕外来がある
- 枕外来では寝る時の姿勢やその人に合った枕の指導をしてくれる
- (枕外来とは別に)山田朱織枕研究所でオーダーメイドで枕を作ってくれる
- 枕は人気で実際に届くまで半年かかる(楽天で予約優先チケット購入可能)
- 改善するかどうかはその人次第(私は合っていた)
本当にこの枕のおかげで頭痛が減ったので同じ症状の方におすすめします。
ただし価格が少々高いためちょっと躊躇する方もいると思います。
そういう方はまずは診察だけでも受けて自分で姿勢の矯正や自作の枕を用意してみてもよいかもしれません。
診察時に教えてくれますが、実はタオルを重ねても枕は作れます。
それでも改善しない方は枕をオーダーメイドで注文してみてください。
ただ一つ購入時の注意点として、人によっては改善されない方もいます。
本当に体質的に合わないという方もいるとは思うので、それはリスクとして承知の上で購入してください。
治ったらラッキーだな~くらいの考えのほうがよいかもしれません。
でも頭痛がお金さえ払えばなくなるなら賭けてみてもいいんじゃないでしょうか。