(最終更新:2018/5/1)
軽自動車からの乗り換えにあたり、色々な車を検討した結果フリードハイブリッド(旧型)を選びました。乗り換えを決意した理由、検討した車、選んだ理由をまとめてみました。
買い替えを思い立つ
元々子供の保育園の送迎用に軽自動車のNBOXを買ったのが2年前。よく走るし室内は広いですし、特に不満はありませんでした。ただ、高速や坂道でのエンジン音がうるさかったり、事故ったらただでは済まなそうなところが気になっていました。
そんな時、両親が車を乗り換えるということでディーラーに色々付き合った時、NBOXがフルモデルチェンジ※を予定している情報を目にします。時期は来年の春くらい?
一般的に車がフルモデルチェンジする時、古い型は車種にもよりますが、1割~2割程度安くなるそうです。だったら、今高いうちに売ったほうが良いのかな、と思ったのがきっかけです。
善は急げでネットで自分たちが乗っているNBOXの下取り価格を調べると思った以上に高い金額が出たのです。下取り価格は各自動車メーカーからシミュレーション出来ます。
日産:下取り参考価格シミュレーション
toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報
買い替え時かもよ、と妻に相談すると元々車好きだった妻からはすぐにGOサインが。
買い替える車の条件
買い換えることは決定しましたが、車に興味のない生活が長かったからか世の中にどんな車があるかいまいち分かりません・・・。そこでまずは自分たちが希望している車の条件を洗い出してから希望車種を探すことにしました。
車内の広さ
普段は3人だけどキャンプにも行くことがあるため荷物は多めに載せることがある。
たまに両親+αも乗せることがあるので、最大6,7人乗りが必要です。
サイズ
夫婦共に体が縦に大きいので室内は広い方がよいです。ただ、駐車場が狭いので、ミニバンではなく、コンパクトミニバンがベストです。
予算
不況の煽りを受けて家計も楽ではないので、NBOXを売った金額にプラスして100万程度(つまり200~230万程度)を考えています。
走行距離
家計的にも長く乗りたいので、希望は走行距離1万km以内です。
その他
せっかく乗り換えるの、わくわくする何か、今までにない機能がほしいところです。
候補車
色々調べた結果、下記が候補になりました。
・ホンダ フリード(新型)
・ホンダ フリード(旧型)
・トヨタ シエンタ(新型)
※候補から外れた車種
ウィッシュ、アイシス、プリウスα
→天井が低い(室内で3歳の子供が立てない、妻曰く圧迫感があるとのこと)
ルーミー、トール、ソリオ
→値段はちょうど良いし室内は広いけど外観が軽みたいでちょっと・・・
セレナ、ヴォクシー、ステップワゴン、オデッセイ、デリカ
→駐車場にギリギリなので入出庫時に恐い、また、普段は家族3人なのでここまで広いのは無駄かも
各車の特徴
ホンダ フリード(新型:2016年型)
2008年に発売された”ちょうどいい”がウリのコンパクトミニバンのフリードが、フルモデルチェンジして2016年9月に発売されました。
乗り心地
試乗した感想としては、元々ホンダ車を乗り継いできたからか、運転時の違和感がなかったです。座席とハンドルのバランスが丁度よく、フロントガラスも広い、何より座席が広かったです。ガソリン車だったのですが発進坂道共に力強くハンドルも軽かったです。
室内
室内(主に後部座席)は旧型より90mm広いということでしたが正直あまり違いは分からなかったです。どちらも3列目は狭いことには変わりありません。ただ、他の車種に比べて広いのは確かで、シエンタよりは広い気がしました。
後部座席はフリード旧型と体感はほぼ同じ。
インテリアも安っぽい感じはなかったですが、旧型に見られる解放感はあまりないように思えました。 シエンタのような視界の狭さはありません。
外観
外観は妻の感想は上々だったのですが、個人的には、なんだか太いし、せっかくの新型なのに華がないと感じました。一見してステップワゴンやフィットと違いが判らないです。ホンダ車として統一された雰囲気があるので安心感はあるとは思いますが、5年後10年後には飽きられていそうです。(個人的感想)
ただし、エアロバンパーをつけられるなら話は別です。
いいですね、これ。ただし7万円ほど上乗せになります。
価格
価格は高いと感じました。ガソリン車で装備をそこそこ充実させると270万程※いきますね。ハイブリッドだと300万オーバー!
新車なので値引きもしょっぱいですしね。頑張ってもおそらく5万程度だと思われます。(2018年5月現在、15万~35万です)
※G Honda Sensing+白+インテリア黒+エアロバンパーで261万円程
納期
ディーラーに聞くと、2016年11月の時点で納期は4ヶ月待ち!(2018年5月現在、1~2ヵ月待ちです)
人気があるかららしいのですが、さすがにそんなに待てません。欲しいと思ったらすぐ手に入れたい性分なので。
価格と燃費
GS | HV | |
---|---|---|
価格 | 240~260万円 | 270~300万円 |
実燃費 | 13.0k/l(5万円/年) | 20.0k/l(3.7万円/年) |
※実燃費はネットで調べた値であくまで参考値です。
ホンダ フリード(旧型:2014年型)
こちらは旧型です。初代発売から8年程経っています。
上の画像は2015年発表の最終モデル、プレミアムエディションです。
外観
外観は新型と比較すると、やや流線型でほっそりした感じで、個人的にはこちらのほうが好みです。
室内
インテリアはやはり新型よりは安っぽさを感じますが、プレミアムエディションだとハンドルやレバーが本革になったりシートがワンランク上になったりと高級感が出ます。
運転席周りはこんな感じです。↓
室内の広さですが、数値上は新型のほうが広いそうですが、座った感じほとんど新型と変わりないかなという感じでした。また、シエンタと比べると旧型フリードのほうが広い気がしました。
なので広さ的には、新型フリード≧旧型フリード>シエンタでした。
価格
新型が発表されたため旧型の中古価格が安くなってきており、なかなかお買い得な感じです。ハイブリッド車でも装備次第で予算内に収まりそうです。
価格と燃費
GS | HV | |
---|---|---|
価格 | 180~210万円 | 220~250万円 |
実燃費 | 11.2k/l(6.4万円/年) | 15.1k/l(4.8万円/年) |
※実燃費はネットで調べた値であくまで参考値です。
トヨタ シエンタ(2015年版)
2015年にフルモデルチェンジしたフリードのライバル車。旧型からガラッと外見を変えてきており、これが大ヒットしています。2016年に入っても調子は良く、常にミニバン売り上げの上位をキープ。街でもよく見ますね。
外観
賛否両論ある外見は個人的には好みでしたが、妻には大不評・・・
室内
インテリアの質感は良くも悪くもなくですがデザインはフリードよりよいと感じました。妻は室内もいまいちだとか。何かシエンタに恨みでもあるんですかね(~_~;)
助手席前のオレンジの線は個人的には好きでした。
こちらは運転席。実際に座ってみましたが180cmの私でも余裕がありました。
ただ、一番不満だったのが「視界の狭さ」です。フリードに比べると上下が狭い! NBOXに乗っていたせいか周りが見えづらくてしょうがなかったです。これは個人的にはかなりマイナス点でした。
乗り心地
試乗はハイブリッド車に乗ったのですが、乗り心地はさすがトヨタですね、静かで滑らかでした。ハイブリッドならではの発進時の静かさは元祖ハイブリッドのトヨタならではです。
燃費
1500クラスにしてはよいですね。フリード(新型)と同じくらいです。
価格
値引きも含めると新型フリードより10万~20万くらい安かったです。発売から1年以上経過しているので当然かもしれません。また中古という手もあります。その場合は2,30万くらい安くなります。
燃費と価格
GS | HV | |
---|---|---|
価格 | 235~250万 | 260~280万 |
実燃費 | 14.1k/l(5.1万円/年) | 19.6k/l(3.7万円/年) |
※実燃費はネットで調べた値であくまで参考値です。
比較
シエンタは妻からの猛反対と、視界の狭さのため落選。
最終的には、フリード新型GS/フリード旧型GS/フリード旧型HVから選ぶことになりました。フリード新型HVは価格的に厳しいので候補から外しています。
価格
1位 フリード旧型GS:180万~210万円
2位 フリード旧型HV:220万~250万円
3位 フリード新型GS:240万~260万円
ガソリン車とハイブリッド車には30~40万の差があります。経済的に見ると、ガソリン価格の差額でこの差は絶対埋まらないらしいです。ただ、次回買い替えの時にはガソリン車よりは高く売れますし、減税効果もあるので多少ではありますが差は小さくはなります。
燃費
1位 フリード旧型HV:15.1k/l(48000円/年)
2位 フリード新型GS:13.0k/l(50000円/年)
3位 フリード旧型GS:11.2k/l(64000円/年)
公式な燃費ではなくネットを色々見て出した値です。まぁ、高速/郊外/都心それぞれで違うのですが、それらを考慮した平均値です。やはりハイブリッドは強いですね。新型もそれに違い数値は出るとのことなので実質1位と2位の差はないかもしれません。
ワクワク感
1位 フリード旧型HV:ハイブリッド
2位 フリード新型GS:新型
3位 フリード旧型GS:なし・・・
個人的には初ハイブリッドは ワクワクしますね。ただフリードに搭載されているIMAと呼ばれるハイブリッド方式はエンジン主導で、モーターはあくまで補助的な役割しか持ちません。つまりプリウスのように発進時にモーターだけで静かに動くということができません、必ずガソリンで走ります。たとえて言うと電動自転車でしょうか。
また、ハイブリッドのデメリットもある(室内がちょっと狭くなる、力強さがない)ので、そこをしっかり理解しておく必要があります。
最終決定
新型はやはり金額がネックでした。また、外観もいまいち納得していなかったですし、納期が遅いことも考えると新型は落選となりました。あとは、旧型のガソリンかハイブリッドかですが、やはりハイブリッドというワクワク感が捨てきれません。また予算的にも問題なかったため、最後は私の一押しで
フリード旧型ハイブリッド
に決定しました。
ということであとやることは、
・NBOXを売却する
・フリード旧型ハイブリッドの中古車を探す
になります。
NBOX売却にはとにかく高く売りたかったのでネットの一括査定を利用しました。
そのおかげで希望価格よりも20万円も高く売れました
こちらの記事で詳してく書いています。
また、中古車探しについてはネットの中古車販売サイトを利用して探し、予約後、直接店頭に見に行きました。選んだ中古車は元々ディーラーの試乗車だったのですが、思った以上に室内や外観などが良く、ナビも新しいし、コーティングも含めて予算内だったので、決断しました。
納車後
そして契約してから2週間後に納車されました。
納車されてから3か月弱経ちましたので、乗り心地など感想を書きます。
燃費
まず気にしていた燃費ですが、かなり気を付けて走って、街乗り13~14km/l、高速15~16km/lくらいですね。冬は暖房をつけていたので13km/lと低めの数値になっていますがおおむね予想通りとった感じです。
室内
次に室内空間ですが、さすがにNBOXよりは狭く感じますが、それでも十分な広さです。子供や妻からは特に文句はありません。3列目は荷物置き場として活躍しています。
乗り心地
走り心地については、軽自動車と比べると酷ですが、フリードは静かで安定しています。もちろんワゴンタイプのステップワゴンやヴォクシーのほうがいいんでしょうけど、値段や家族3人という点を考えると旧型フリードで充分という感じです。
旧型と新型フリードの最大出力は118→131馬力と上がっていますが、運転している分にはほとんど分かりませんでした。
ただし新型フリードハイブリッドは旧型ハイブリッドに比べて大幅な性能アップを実現しているようなので、新型有利かもしれません。我が家では予算が足りませんでしたが、余裕があれば新型ハイブリッドをオススメします。
イマイチな点
いまいちな点を挙げるとしたら、インテリアが安っぽい気がするところでしょうか。買う前から分かってはいましたが、やはりここは新型のほうが良いと思います。
あとは、ナビの調子が悪いところでしょうか。。オーディオOFFにするとONに戻らなくなることがたまにあります。なので、音楽やラジオを消したい時は音量を0にするようにしてOFFにはしないようにしています。まぁこれはナビの話なのでフリード自体には関係ないですが・・・
なんだかんだでハイブリッドにして良かったです。
まぁIMAだとあまり実感ないんですけどね(;^ω^)
総じて満足しています。納車された翌日には隣の県までドライブに行きましたが快適でした。何度か温泉にも行って車生活を満喫しています(*'ー'*)