「車を売る」
人生でこのイベントを経験する人は相当の車マニアでもない限りそうそうないと思います。社会人になって定年になるまで10年毎に乗り換えたとしてたった4回しかありません。
たった4回しかないため、いい加減に売っていてはもったいないです。しっかりと情報を仕入れて、満足のいく取引をするべきですね。
今回は満足のいく取引をすべく、車を売るにはどんな方法があるか、売り方のコツ、実際にやってみて分かったメリット、デメリットについて紹介します。是非車売却時の参考にしてください。
車を売る方法
車を売るにはいくつか方法があります。どんな方法があるか説明します。
1.ディーラーに下取りしてもらう
まず1つ目はディーラーに下取りしてもらう方法です。この方法のメリットは手間がかからないことです。査定や実際の売却もディーラーが行ってくれるため、売り側としては必要な書類を揃える以外は何もしなくてもかまいません。
また、引き続きそのディーラーで新車を購入する場合、値下げ交渉をしやすくなるという効果があります。発売直後の新車は基本的に値引きがしづらいですが、下取りをすると、下取り価格を高くする=購入価格を下げる(値引き)ということが可能になります。
ただし、下取り価格はかなり安くなる傾向が強いです。細かくは説明しませんが、競争相手がいなかったり、販売ルートが少ないことが主な理由です。
ご自分の車の下取り金額を知りたい場合は、下記の下取り価格査定サイトで確認してみてください。
日産:下取り参考価格シミュレーション
toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報
・手間がかからない
・同じディーラーで新車購入する場合に値下げ交渉がしやすくなる
デメリット
・売値が安くなる
2.親戚、友人などに直接売る
次は、親戚や友人に直接売る場合です。この方法のメリットは、中間業者を介さないため、相場よりも高額で売ることができる点です。また知っている人に売るため、後々トラブルになることが少ないです。
デメリットとしては、まず手続きが非常に面倒な点です。多くの書類や陸運局への手続きなど平日に行う作業もあり、会社員であれば休みを取らないと無理です。また、売りたいときに売れない点も大きなデメリットです。車を乗らない若者が多い昨今、自分が売りたいときにちょうど車を買いたい知人がいることは稀です。
車を売る手続きをある程度知っていて平日も手続きも可能で自分の車を買いたい知人がいる場合はこの方法が一番お得かもしれません。まぁそんな状況ほとんどないでしょうが・・
・売値が高くなる
・トラブルになりにくい
デメリット
・手続きが面倒
・買いたい知人がそもそもいない
3.オークションを利用して直接売る
次はヤフオク!などのオークション を利用して見知らぬ人に直接売る場合。メリットとしては、中間業者を介さないため売値が高くなる点があげられます。また買い手は全国にいるため、知人の中から探すよりも早く見つけることが可能です。
しかし、見知らぬ人に売る場合は、後々トラブルになる可能性があります。売った後で難癖をつけてくる悪質なユーザもいるため、結果的に安くなったという例をよく見かけます。
よっぽどオークションに慣れていて入札者を見極める目を持っていない限り、あまりおすすめはしません。
・売値が高くなる
・買い手がすぐ見つかりやすい
デメリット
・トラブルになる可能性が高い
・手続きが面倒
4.中古車業者に売る
そして最後は、おそらくほとんどの人が選択するであると思われる、中古車業者に売る場合です。
メリットとしては、場合によっては売値が高くなることがある点と、手続きを中間業者がある程度やってくれるので、手間がかからない点です。
対してデメリットは、中古車業者が多すぎてどこを選べばよいか分からない点、中古車業者との交渉が面倒くさい点でしょうか。
中古車業者を検索したことがある方は分かると思いますが、ガリバーやBIGMOTORなどの大手だけでも10社以上あります。初めての場合はどこに頼めば一番高く買い取ってくれるかよく分かりません。また、買い取り価格の交渉もなかなか面倒くさいですね。相手は1円でも安く買いたい、こっちは1円でも高く売りたい。場合によっては数日かかることもザラです。
・場合によっては売値が高くなることがある
・売却時の手続きの手間がかからない
デメリット
・どこを選べばよいか分からない
・価格交渉が面倒
結局何を選べばよいか?
では、結局何を選べばよいのでしょうか?
それは人それぞれ、何を重視するかで変わってきますので、自分が何を重視しているのかを改めて考えてみてください。
早く売りたいのか、信頼がおける人に売りたいのか、とにかく高く売りたいのか。
人によって目的は様々です。
個人的な意見を言うと、もし条件がそろうのであれば、一番よいのは2の知人に売ることでしょうか。やはり一番売値が高くなることが魅力です。価格交渉も知り合いなのでギスギスせずにできますし。車を買おうと考えている知人がいないかあたってみて損はないです。
しかしなかなかそんなに都合のよいタイミングで車が欲しい知人は現れません。なので、現実的に考えると4の中古車業者に売るのがベストだと考えます。
でもデメリットあるからなかなか踏み切れない・・・という方におすすめなのが、査定サイトを利用する方法です。
おすすめの査定サイトを紹介しますので参考にしてみてください!
【ユーカーパック】こちらのサイトの特徴は、複数の業者とのやり取りをUcarPACが請け負ってくれるため、ユーザはUcarPAC1社とだけやり取りすればよい点です。
また、車の査定も、提携しているガソリンスタンドで受けられるため、わざわざ遠くの店に持っていくといったことも必要ありません。
他のサイトにはないポイントとして、価格交渉がオークション形式であるという点があげられます。実際にどんなオークションなのかは公式サイトで紹介されていますので見てみてください。
一括査定サイトで連絡がひっきりなしにきて苦労した方にはおすすめです。
- 1000社の複数業者が買取価格を提示してくれる
- ユーザはUcarPAC1社とだけやり取りすればよい
- 査定場所は近くのガソリンスタンドでOK
- オークション形式で買取業者を自由に決められる
- とにかく面倒くさいのは嫌という方にピッタリ
高く売るコツ
私は実際に一括査定サイトを使って下取り価格よりも20万円も高く売ることに成功しました。その時のコツを紹介します。
コツその1:複数の業者を競わせる
まず一つ目のコツは複数の業者を競わせることです。実際に一括査定サイトを利用したところ、4~5社くらいから連絡がありました。その中から、自宅から近い場所にある2社を選びました。そして2社に査定をしてもらい、初回の査定を取ってもらってからが勝負です。
査定を2社で行っていることを告げて、相手は~万円って言ってきてるけど?、と競わせるのです。どちらかがギブアップとなるまで交渉すれば、かなり高く売れるはずです。
ここで競わせる際のポイントですが、競うのを嫌がる業者もいますが決してやめないでください。キリがないじゃないですか、とかなんとか難癖をつけて、いくらが希望ですか?それで売れるならOKにしてください、と競うのをやめさせようとします。
可哀そうだからとか同情すると相手の思うつぼです。売ってもらわないと成績にならないから業者は必死のはずです。高く売りたいのなら心を鬼にして交渉しましょう。
また、競わせる業者は2,3社が良いです。あまり多いと連絡とか交渉がすごく面倒です。私は2社でしたが、それだけでも結構大変でした。よっぽど時間がある方や交渉に自信がある方以外はほどほどにしておいた方がよいでしょう。
コツその2:車は査定の前に洗車、掃除しておく
次に、査定額を少しでもあげるために、洗車や掃除はしておきましょう。実際にきれいだから査定額が上がる効果もありますが、車を大事に使っているという印象を与えることで査定額が上がることもあります。実際に私はキレイにしていたので、「大事に乗っていたんですね」といってかなり好印象でした。
コツその3:相場を知っておく
同じ型の車がいくらで買い取られているかは事前に調べておくとよいです。そうすることで、交渉を有利に進めることができます。
ほとんどの場合、業者が最初の提示してくる金額は低めです。そこから上げると、こんなに上がるんだ!となってお得に感じてOKしてしまいがちですが、相場を知っていると、そのような駆け引きにも動じずに交渉を進めることができます。
相場を調べる方法としては、ネットの掲示板などで実際に売った人のコメントを探すか、同じ年式、型、装備の車の売値を調べるなんて方法もあります。中古車販売サイトであれば検索もできますので、そこで売値を調べましょう。車種にもよりますが、売値の80%~90%が買値となります。私の場合、人気車種の人気色だったので、すぐ売れることを見越してか、売値の90%程度の金額で買い取ってもらえました。
まとめ
車を売る方法は4つ。
- ディーラーに下取りしてもらう
- 親戚、友人などに直接売る
- オークションを利用して直接売る
- 中古車業者に売る
どれを選ぶかは、自分が何を重視しているか次第です。
高く売るコツは3つ
- 複数の業者を競わせる
- 査定前に洗車、掃除をしておく
- 相場をしっておく
これを実践すれば確実に下取り価格よりも10万~20万は高く売ることができるはずです。
不況の昨今、何十万も給料を上げるのは難しいですが、少しの手間で何十万が得られるのであれば頑張ってみて損はないんじゃないでしょうか。
浮いたお金で美味しいものを食べるもよし、少しいい車に乗り換えるのもよし、自分へのご褒美を買うのもよし、夢が広がりますね。
以上です。最後まで見ていただきありがとうございました。