(2017/8/17 賭ケグルイ追加)
みなさんはマンガはどのジャンルが好きですか?
熱い友情と根性と努力で敵を倒すヒーローもの?
甘い恋心とせつない失恋を描いた恋愛もの?
日々のたわいのない出来事でほっこりする日常系?
今日はその中でも、私の大好きな頭脳戦・心理戦が熱い漫画を紹介したいと思います。それぞれの作品のあらすじと見所、オススメポイントについても解説します。
知力・頭脳戦がスゴイ漫画10選
嘘食い
あらすじ
遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?
Amazonより
見所
なんといっても見所は主人公の嘘喰いバクこと斑目獏の超人的な頭脳です。対戦するギャンブルは、ババ抜き、数当て、迷路など誰もが子供の頃にやったことのある遊びなのですが、ルールがヤバイ! どんなギャンブルがあるか一部紹介します。
ババ抜き(ハングマン)
ババを引くと書いてある数字の数だけ絞首台が組み立てられる。絞首台が完成するとその時にババを引いた者は首を吊らなければならない。
数あて(業の櫓)
お互いに10個の玉が入った箱に手を入れ、好きな数だけ玉を握る。お互いの握った玉の数の合計を当てるゲーム。相手に当てられると相手の血液を体内に注入させられる。
迷路(ラビリンス)
6×6の合計36部屋ある迷宮からゴールを目指す。お互いに違う場所からスタートする。ゴールは一つだけ。途中で対戦者と出会うと強制的に肉弾戦が開始される。
基本的に負ける=死です。そんなルールなので基本的に相手はイカサマやブラフなどでゲームを有利に進めようとします。しかし嘘喰いはそんな対戦相手のイカサマやブラフを見破り次々に勝利していきます。
一度私もリアルタイムで考察したことがありますが全然分かりませんでした。
ただ、漫画にヒントは隠されているので読者が推理することは可能です。解説回になると、あーあの時のセリフはこのことだったのか!という伏線回収がたまりません。
また、嘘喰いではギャンブル以外の見所として格闘シーンがあります。『賭郎』と呼ばれるギャンブルを仕切る組織があるのですが、その賭郎に所属する『立会人』がめちゃくちゃ強い! 格闘に興味がある方も楽しめます。
↑立会人の面々
そんな頭脳戦も格闘戦も楽しめる嘘喰いは個人的には一番のおすすめです。
・バトル要素も好きな方
・とにかく強い主人公が見たい方
出会って5秒でバトル
あらすじ
それはいつもと変わらない朝から始まった。
ゲームと金平糖をこよなく愛する高校生の白柳 啓は、
魅音と名乗る謎の女によってある日突然戦いの場に巻き込まれてしまう。
集められた人々に対し「あなた達にもはや戸籍はない」
「実験モニターになってもらう」そして「能力を与えた」と語る魅音。啓は己に与えられた能力を使ってゲームを勝ち上がり、
組織を潰すことを決意するが――。誰もが予想しえない能力と、類まれな“脳”力を武器に、
新時代の頭脳派能力バトルが始まる!!Amazonより
見所
こちらはマンガワンで絶賛連載中の異能力バトル漫画です。主人公の白柳啓の能力は「相手があなたの能力だと思った能力」という一風変わった設定。他にも身体能力が5倍になる能力や2秒間無敵になる能力、ビー玉を巨大化する能力などがあります。
主人公がこの能力を使うには必ず相手が必要で、しかもその相手は基本的には敵です。そんな状況でいかに相手に、意図した自分の能力を思わせるか、その心理戦が最高に面白いです。
そしてこの作者、絵がとてもうまいです。「新妹魔法の契約者」というアニメの絵を描いている方のようです。今風でとても読みやすいので重いのはちょっとなぁという方にもおすすめです。
↑ヒロインのユーリこと天翔優利
・ガンツのような死後集められて戦いを強いられるシチュエーションが好きな方
・今風の読みやすい絵が好きな方
・かわいい女の子が見たい方
カイジ
あらすじ
上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押しつけられる。遠藤に誘われるままカイジは負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消しだが、負ければ命の保証は無いというものだった……
Amazonより
見所
心理戦、頭脳戦といえば、ここは避けて通れないでしょう。皆さんおなじみ、映画にもなったカイジです。伝説の「限定ジャンケン」を始め、鉄骨渡り、Eカード、パチンコ沼などなど。ギャンブル中の胸騒ぎのする時に使われる擬音「ざわざわ・・・」は流行語にもなりました(なってない)。とにかく読んだことがない方は一度読んでみるといいと思います。
基本的に主人公のカイジはダメ人間です。そんなカイジがどのようにして大金を掴んでいくのか、ダメ人間ならではの考え方、そして化け方が垣間見れます。
あとこの漫画、女性が圧倒的に少ないです。まぁギャンブルで破滅する人間は男が多いからなんでしょうけど。
・自分はダメ人間だと思っている方
・福本伸行好きな方
・男だけの戦いが見たいという方
今際の国のアリス
あらすじ
やりきれない日常に苛立つ高校生・有栖(アリス)良平が悪友の苅部(カルベ)や張太(チョータ)とブラつく夜、街は突然巨大な花火に包まれ、気づけば周囲の人気は消えていた。夜、ふらりと入った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスの眠っていた能力が目覚め始める…「呪法解禁!!ハイド&クローサー」の麻生羽呂が全くスタイルを変えて挑む戦慄のサバイバル・サスペンス、開幕!
Amazonより
見所
気付いたら強制的にゲーム(漫画内ではげぇむと表現)をやらされることになるというシチュエーションの漫画です。トランプのマークがげぇむの種類で、数字が難易度になっています。げぇむの内容としては、おにごっこやかくれんぼ、らんなうぇいなど多種多様です。
おにごっこ
マンション内にいるサブマシンガンを持った鬼から逃げて、ただ一室鍵のかかっていない部屋の中にあるボタンを押せばクリア
かくれんぼ
ルールは見つかったら鬼になるという普通のかくれんぼだが、制限時間10分経った時に鬼以外は死んでしまう。つまり死なないためには自らおにに見つかりに行く必要がある。ある種ルールとして破綻しているが・・・
らんなうぇい
制限時間内にトンネルの奥にあるゴールまで辿り着ければクリア。ただし一定時間ごとに訪れる試練を乗り越える必要がある。
嘘食いのギャンブルが基本的に1対1なのに対して、こちらは多人数のゲームが多いです。見どころは主人公の有栖がピンチに陥った時に閃くアイデアでげぇむをクリアしていくところです。どこにでもいる普通の学生だと思っていた主人公が段々目覚めていく様が面白い!
また、荒廃した世界でお互いを信じられなくなっていく中で、主人公だけは仲間達との絆を忘れないという友情を超えた何かに心が洗われる気分になります。
本作はすでに完結しているので、一気に最後まで読むことが可能です。
・閉鎖された空間でのゲームというシチュエーションが好きな方
・最後まで一気に読みたい方
デスノート
あらすじ
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!
Amazonより
見所
はい出ました。もう説明の必要はない気がします。
心理戦、頭脳戦の最高峰といえばLvsキラ以外にあるでしょうか、いやない(反語)。論より証拠、読んだことのない方はまず読んでみましょう。
以上!
・最後まで一気に読みたい方
・まだ読んでいない方
ライアーゲーム
あらすじ
ある日突然送られてきた小包。その中には「おめでとうございます。あなたは10万分の1の確率をくぐりぬけ、ライアーゲームにエントリーされました」という手紙と、現金1億円が同封されていた。それがライアーゲームのスタートだった。30日後のゲーム終了日に、自分の所持金1億円を返還する。ルールはそれだけ。首尾よく対戦相手の所持金を奪うことのできた勝者は1億円を手にし、敗者は1億円の負債を背負う…。誰を信用すべきなのか、誰を信用してはいけないのか…。大金を前に揺れ動く、人間心理を描破した問題作!
Amazonより
見所
ドラマや映画にもなりました。基本的にはカイジと似ていて、借金を返済するために大金が稼げるギャンブルの大会に出るというものです。
主人公の『神崎直』は究極のお人よしで人に騙されてばかりで借金を背負ってしまいます。そんな直を、心理学を学んだ天才『秋山深一』が手を貸して大会に挑む。
この漫画も色々なゲームがあります。なかなか考え抜かれており、かなりちゃんと読まないと理解が難しいものばかりです。
少数決ゲーム
Yes/Noで答えられる問題を出し、票数が多かった方に投票したプレイヤーは脱落する。残り人数が1~2人になるまで繰り返し、残ったものが賞金総取り。
密輸ゲーム
プレイヤーが2チームに分かれて、それぞれ「密輸」と「検査」の役を交互に切り替えながら、多く金銭を多く密輸したほうが勝ち。基本ルールはトランプのダウトと同じ。
この漫画のゲームは他の頭脳戦、心理戦漫画以上にルールが複雑なことが特徴です。色々考えるのが好きな人にはたまらないはずです。ただ、ちゃんと理解しないと展開についていけなくなるかもしれませんが。。
・複雑なルールをじっくり考えるのが好きな方
・ハラハラドキドキな展開が好きな方
多数欠
あらすじ
ある夜、突如街中のほとんどの人間が死んでしまう。
高校生の実篤らわずかに生き残った人間に
モニターを通じて「皇帝」と名乗る人物からメッセージが送られてくる。
今後毎夜「多数欠」を行い、その“多数派”が死ぬと。
最低でも毎夜人間が半減し、
裏切りと陰謀が渦巻く絶望の中で
生き残ることができるのか。Amazonより
見所
元々は裏サンデーのU-2リーグで連載していた漫画なので、あまりメジャーではないかもしれません。
この漫画は『特権』『権利』という異能力を駆使した異能力バトルものです。一見するとただの異能力バトルものに見えますが、この能力の使い方が秀逸で、バトルだけではなく衣食住に関わる様々なことに能力が使われます。食料補給やインフラ整備、移動手段などなど。能力がどんなことに使われるのか、それを考えるだけでワクワクします。また、ストーリーも網のように張り巡らされた伏線や設定などよく考えられているため、何度も見返したくなる漫画です。
基本的なストーリーは、「皇帝」と名乗る何者かがテレビやPCのモニターを通じて2択の問題を出し、多数派だったら全員死ぬというもの。例えば、
「今これを見ている Yes or No」
「東京都に住む日本人 Yes or No」
など。
基本的には日本全土が対象なので、上記であれば1番目2番目はNoが多数派になります。よって、「今この2択を見ていて東京都に住む日本人」のみが生き残れることになります。
皇帝の目的は何なのか、どうやって止めることができるのか、先が気になって仕方がありません。
特権と権利の一例です。特権は強力な代わりに体の一部(目、腕、腎臓、睾丸など)を失い、権利はリスクはないが効果が弱いという設定です。
拒否権(準最強特権)
物理的、精神的に関わらずどんな攻撃、事象も「断る」と発言し拒否することで無効化する。
確保権(特権)
物理的に物体を確保することができ、個数が変わることがない。(例:ポケットにクッキーを入れておけば取り出しても減ることがない)
被回答権(権利)
相手に質問すれば強制的に回答させる。ただし意思で逆らうことは可能。
その他にも、分割権、融合権、回避権、爆発権などなど、なんだか身近な言葉なので面白そうですよね。
現在は漫画アプリGANMA!にて第2部が連載中です。完全な続きなので出来れば第一部を見てからのほうが楽しめます。
・能力名を見て興味が出た方
・能力を日常生活に使えたらなぁって考えたことがある方
・デスゲーム好きな方
ハンターハンター
あらすじ
父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?
Amazonより
見所
もはや説明すら不要な伝説的な漫画です。
見所は色々ありますが、個人的にはこの漫画は登場人物の心理描写が秀逸だと思います。相手の能力が分からない者同士が戦う時の駆け引きや、チームで作戦を練る時の各自の思惑や想いなど。
また、能力をここまで体系的に語られるようにしたのはハンターハンターが初めてな気がします。なんだか頑張れば自分も使える気になりますよね。
そんなわけで心理描写が優れているという点で11選に選ばさせてもらいました。
(2017/8/17追記)
2017年8月の時点で掲載されている「王位継承選」に関しては、名前のある登場人物が50人以上にもなっています。噂では最終的に100人を超えるとみられており、漫画史上最も短期間で多くのキャラを登場させた漫画として名を残しそうないきおいです。
・とにかく先が読めない展開を期待している方
・まだ読んだことのない方
キングダム
あらすじ
時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!! 2013年、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞!
Amazonより
見所
なんといっても見所は、数千~数万規模での頭脳戦が見れるという点です。他の漫画は基本的に1対1か、もしくは数人~数十人レベルですが、キングダムは中国の秦が中華統一を目指す話なので基本戦争です。将軍ともなると数万の兵士を引き連れて敵地の攻略を行うのですが、その迫力が圧巻の一言!!
数万人レベルの兵士をどのように操るのか、時には単独で乗り込み相手将軍の首を狙ったり、時には自分を囮にして敵を誘い込んだり、思いもよらない駆け引きに思わず熱くなってしまいます。
現在もヤングジャンプで連載中なのですが、オススメは魏、楚、趙、燕、韓が手を組んで「合従軍」として秦に侵攻してくる話です。これはもう熱すぎます。
・歴史の興味のある方
銀と金
あらすじ
裏社会で頭脳と心理戦を駆使して巨万の富を得ていく男達の活躍を描いた賭博コミック。競馬でスッカラカンになってしまった森田鉄雄(もりた・てつお)は、平井銀二(ひらい・ぎんじ)に声をかけられ、日当10万円の仕事を持ちかけられる。そして翌日、みかん箱10箱を運んだ森田は、その箱の中には不正融資で得た10億円が入っていると平井から知らされて……!?
Amazonより
見所
カイジ、アカギの福本先生の20年前の作品。見所は最初はダメ人間だった主人公森田鉄男が、裏社会の魑魅魍魎達と大金をかけたギャンブルを通じて大物へと成長する様です。カイジ、アカギ辺りが好きなら絶対ハマります!
・異能力ものに飽きた方
・裏社会で生きてみたい方
賭ケグルイ
あらすじ
賭すこと、それが私の存在理由(レゾンデートル)。
名門・私立百花王学園。この学園には階級制度が存在する。生徒会を頂点とするこの学校は「ギャンブル」に支配されている。勝てば天国。負ければ地獄。ギャンブル強者は羨望、弱者は被虐のクルった学園。そんな学園に、一人の少女が転校してくる。彼女の名前は蛇喰夢子……。
引用:Amazon
見所
数あるギャンブル漫画の中でも主人公が一番かわいいのがこの「賭ケグルイ」。百花王学園と呼ばれる学校の中でギャンブルをします。そのため、登場するのは基本的に学校の生徒で、主人公以外もかわいい女子高生が多いです。ギャンブル勝負も見たいけどかわいい女の子も見たいという方にはおすすめです。
ギャンブル自体は異能力を使いません(今のところは)。主人公は圧倒的な記憶力、判断力、度胸、ひらめきで勝負に挑みます。他のギャンブル漫画と違うポイントは、漫画のタイトルにもあるように、主人公が「ギャンブル狂」だということです。
負けてもよいから刺激的な勝負がしたい、という主人公としてはあり得ない考えを持っています。実際にこの主人公は勝ち続けることはありません。時には負けます。
主人公が感覚ぶっ壊れた天才という点では、この後に紹介する「アカギ」と似ているかもしれません。
漫画内で行われる勝負を一部紹介します。
投票ジャンケン
教室内の生徒30人にグー・チョキ・パーのどれかをカードに書いてもらって投票する。対決する2人は箱から3枚ずつカードを引いて1枚選んでジャンケンする。
ダブル神経衰弱
トランプを2セット使って行う神経衰弱。ルールは神経衰弱と同じだが、賭けるものが「生爪」。
扉の塔
5階建ての塔の最上階からスタートし、先に1階に降りて5階に戻ってこれたほうの勝ち。扉は複数あり、その中のどれかが他の階に行ける。扉を開けるためには、難易度の高い数学的な問題を解く必要がある。負けた方は5階から飛び降りる。
・異能力のない勝負を見たい方
・動揺しない強い主人公を見たい方
番外編
アカギ
あらすじ
昭和33年、高度成長期真っ只中の時代。雨降りしきるある夜、とある雀荘でヤクザ相手に命がけの勝負を挑んでいた南郷は徐々に窮地に追い込まれていた。その時突然、ずぶぬれになった一人の少年が雀荘に入ってきた。少年にただならぬ気配を感じた南郷は、麻雀牌すら握ったことのない彼に代打ちをさせる。このときから伝説が始まった。少年の名は赤木しげる。のちに「神域の男」と呼ばれる男である。
Amazonより
見所
頭脳戦、心理戦では抜きん出た面白さを持つ麻雀漫画アカギ。主人公赤木しげるの狂気の麻雀が見所です。振ったら死ぬという場面でもガンガン危険牌を捨てていくという死を恐れない打ち方にもかかわらず振り込みません。一見ただの強運と思われがちですが、実際は、人並外れた頭の回転の速さと相手の心理を読む驚異の観察眼による綿密に計算された打ち方だったのです。
そんなアカギですが、麻雀を知らないと凄さがさっぱり伝わらないので番外編としました。
・とにかく負けない、強い主人公が見たい方
魁!男塾
あらすじ
過激なスパルタ教育を施す「男塾」を舞台に、剣桃太郎を中心とした男気溢れる塾生達の活躍を描いたバイオレンスアクション。行き場を無くした全国の不良少年達を集めて、過激すぎる軍国主義教育を施す男塾。その一号生筆頭である桃太郎は教官に目を付けられて、民家があっても破壊しながら突き進む男塾名物の直進行軍で、直進の先にあるヤクザの組事務所へたった一人で突撃するように命令されて……!?
Amazonより
見所
なぜこれなんだという声が聞こえてきそうですが、展開が読めない、予想外の戦いという意味で選びました。この漫画、あらすじが1巻の話なので普通のヤンキー漫画のように思えますが、メインは「天挑五輪大武會(てんちょうごりんだぶかい)」と呼ばれる闘技会です。この闘技会に出ている対戦相手が基本的に頭ぶっとんでいます。
全身が光っていて体を貫かれても死なない! → 蛍でした。
頭や腕を切り落としても死なない! → 逆立ちしてました。
とか。そんなの読めません。
そんな相手と戦う男塾の生徒もやはりぶっとんでいます。
初登場時、すげーでかい!巨人だ! → 数話進んだら普通の人の大きさに。しかも誰もつっこまない
溶岩の中に落ちて死んだ! → いいえ、中国4千年の医療の力で生き延びています
宇宙に拉致された! → 宇宙空間を泳いで別のロケットに乗り換えて帰ってきた
決してギャグマンガではありません。
異能力バトルロイヤル
あらすじ
異能力バトルロイヤル漫画。タイトルそのまま直球勝負!ギャグあり、ちょっぴりシリアスあり、バトルあり、サスペンス(?)あり! 最弱の能力を引き当ててしまった主人公は見事ヒロインを守りきることができるのか!
ニコニコ静画より
見所
異能力バトルものは色々ありますが、この漫画以上に主人公の能力がしょぼい漫画を私は知りません・・・
その主人公の能力とは、「割り箸が綺麗に折れる能力」です。
実は他に隠された能力があるんでしょ?って思った方、違います。本当にそれだけです。じゃあどうやって戦うか。それは戦略です。頭を使って、能力を使わず戦略だけで戦うのです。時には地の利を活かし、時には他の能力者を仲間にしたり。その戦略がなかなか考えられていて面白かったです。
ただ残念ながら本作は未完のまま終わっています。当初は裏サンデーというWeb漫画だったのですがいつの間にか打ち切られていました。今はニコニコ静画に6話まで公開されています。私がみたときは11話くらいまでありましたが、ネットで探しても7話以降が見つかりませんね。是非再開して欲しいものです。
・閉鎖された空間でのバトルというシチュエーションに燃える方
あとがき
以上知力・頭脳戦が熱い漫画を11個紹介しました。
今までにない文字数(1万字弱!)で非常に疲れましたが、自分の好きな作品だったので書いてて楽しかったです。
これを見て興味がわいたら是非見てみてください。
以上しろくまでした。