(2019/10/17更新)
スクエニとコロプラが共同で開発したドラゴンクエストウォークが9/12に配信されてから半月が経ちました。ダウンロード数が500万を突破して数字の上では好調なのですが、その裏で、課金圧が強い、やることがない、など不満もちらほら聞こえてきます。
私は9/21から始めたのですが、かなりハマってしまい2週間で20万歩、レベルも35を超えました。ドラクエ世代にはドンピシャな面白い部分もある一方で、イマイチだなぁと思う部分もありましたので、今回は正直な感想を書いてみたいと思います。
戦闘はスピーディーさと手応えが小気味よい
ドラクエウォークの戦闘は、王道のターン制バトルです。FFなどに見られるようなATB(アクティブタイムバトル)ではなく、自分の順番が終わるまで敵も攻撃しないので、落ち着いて操作できます。じっくり先を読む必要があるので、将棋とかチェスなど考え得るゲームが好きな人にはピッタリかもしれません。
そんな戦闘で個人的にこれはいいなーと思っているのは2点。
1点目は戦闘のスピーディーさです。今回の戦闘は仲間がぽっと飛び出して剣を振ったり回し蹴りをする演出があります。なので、1つの行動を取るたびに、①飛び出る→②アクション→③引っ込むという3アクションが必要なのですが、ドラクエウォークではこの中の③引っ込むというアクションを省いてテンポアップしているのです。レベル36の私でも総戦闘回数は2000回を超えています。2000回も戦闘していますが遅くてイライラしたことはあまりありません。なかなか作り込まれているなーと考えさせられます。
そして2点目は手応えがある点です。武器や蹴りなどで攻撃した時に「バシっ!!」と痛そうな演出が表示されます。これがなんとも心地よいんですよね。特に全体攻撃で複数の的にダメージを与えた時なんか、「きんもちいいいーーー!」状態です。
ゲームにおいて戦闘が楽しくないと致命的なんですよね。ゲームの核みたいなもんですから。ドラクエウォークはその点は成功していると思っています。
音楽が泣けるくらい懐かしい
ドラクエウォークでは歴代のドラクエの音楽が流れます。フィールドならドラクエIIIの「冒険の旅」「アレフガレドにて」、バトルは「戦闘のテーマ」など。
もうこれだけで涙が出るくらい懐かしいです。普段ソシャゲは音を切ってプレイすることが多いんですが、ドラクエウォークだけは音楽を聞きながらプレイしています。
個人的に一番好きなゾーマ戦の「勇者の挑戦」を早く聞きたいなーと思いますが、ゾーマが登場するのはまだまだ先でしょうね…
ガチャは良くも悪くも普通
ドラクエウォークではガチャは装備品が出ます。ポケモンGOが比較的低課金で済むシステムなのに対してドラクエはかなり課金しないとレア武器が出ないようになっています。それが一部のプレイヤーには不評なようですが、個人的には良いバランスじゃないかなと思います。
確かにロトの剣やメタスラの剣などの最高レベルのレアはなかなか出ません。しかし、無課金でもそれなりにガチャが引けてそれなりのレア武器も出るようになっていますし、最悪レア武器がなくても、武器強化してレベルさえ上げればなんとかなるような難易度設定になっています。
最高レアの武器はそれなりにレアで誰も持っていないので重課金者も納得だし、無課金者もそれなりの強さの武器は手に入ってストーリーを進めることはできるのでよいバランスかなと思います。
また、DQウォークマイレージといって、歩いた歩数でポイントがたまり、そのポイントを使えばガチャ引換券が無制限で取得可能という救済処置もあります。極端な話、課金しなくても、何万歩、何百万歩も歩けばかなりの数のガチャが引けてしまいます(現実的には無理でしょうけど)。
とはいえレア武器が引けないのは悔しいです。かくいう私もロトの剣は出ませんでしたし…。代わりに出たレア5の槍武器はなんと3つもかぶってしまったという運の悪さ。今は次のイベントまでジェムを貯めて我慢しています。
レベルアップが嬉しい
ドラクエといえばレベルアップの効果音でしょう。いつになってもこの効果音は心地よいものです。
とはいえ、レベルが30を過ぎてくるとなかなかレベルアップしません。1日に1回聞ければよいほうでしょうか。これが40過ぎるとどうなるか。。
メガモンスター討伐は擬似ATB
ポケモンのレイドバトルとまるっきり同じシステムの「メガモンスター」。今は「トロル」「ドラゴン」「ゴーレム」の3種類のボスが登場します。
メガモンスター戦では複数のプレイヤーが参加し、倒したあと与えたダメージ順のランキングが出ます。ここで順位が良いとアイテムも良くなるわけですが、アイテムよりも重要なのは他のプレイヤーに対する優越感でしょう。ここで自分の強さを見せつけたいプレイヤーはより強いレア武器を引くために重課金をするのです。
モンスターに与える総ダメージということは、より多くのターンをこなす必要がありまして、それはつまり操作のスピードが要求されます。先ほど戦闘はターン制だからじっくり考えられると言いましたが、メガモンスター戦だけは素早い決定が求められます。決定が早いほど多くのターンが回ってきて、結果多くのダメージを与えられるのです。なので、メガモンスター戦は擬似的なATB(アクティブタイムバトル)と言えるんじゃないでしょうか。
メガモンスター戦でイマイチと感じる点は報酬がしょぼいところです。強化素材やお金などが入手できますが、別にメガモンスター以外でも手に入ります。また、メガモンスターのこころはここでしか出ませんが、めちゃくちゃ強いかと言うとそうでもないようです。なのでメガモンスターを倒すメリットがそれほど感じられないんですよね。ポケモンGOでいう伝説ポケモンがゲットできるくらい興奮するリターンがあればいいんですが。。これに関しては今後に期待です。
回復スポットのツボ割りが気持ちいい
マップ上に所々回復スポットがあります。そこにはツボがあり、それを割ると薬草などのアイテムが出てきたりHP,MPが40%回復します。このツボ割りの演出がなかなか気持ちいいんですよね。だからウォーク中はついついツボを割ってしまいます。
ちなみにツボは電車や車に乗っていても割ることができます。ポケストップは高速移動中は回せないので、ここはポケGOとは違う点ですね。
私は通勤中の電車の中でツボを割りまくっています。ただ仕様なのかそういう仕組なのか分かりませんが、高速移動中はツボが出現しいこともあるんですよね。出現することもあるので通信速度に依存するのかもしれませんが。
ウォークが気持ちいい
私はドラクエウォークをやるために会社帰りに一駅手前で降りて歩いて帰っているわけですが、涼しい夜道をウォーキングするのは結構楽しいものです。
実際、ダウンロードして2週間経ちますが、今まで歩いた歩数は20万歩という驚きの数値です。そういえば体重も少し減ったような。
健康になってダイエットもできてレベルも上がって一石三鳥ですよね。ただ気をつけなければいけないのは歩きスマホです。ドラクエは自動で戦ってくれるWARKモードがありますが、目的地の城に入る時やHPを回復したい時は自分で操作する必要があるのでついつい歩きスマホになってしまいます。
私はできるだけ立ち止まるようにしていますが、結構面倒だと感じるので、歩きながらプレイしている人は多いんじゃないかと思います。そのうち運転中にドラクエウォークしていて事故ったというニュースが出るんじゃないか、それが気がかりです。
育ちすぎるとやることがなくなる
ここからは問題点についても触れたいと思います。
レベルが低いうちはとりあえずストーリーを進めるという目的があるのでずーっと面白いのですが、レベルが上ってストーリーも全クリアしてしまうとやることがなくなってくるそうです。
私はまだストーリーの途中なので分かりませんが、目的を失ってしまうと急に熱が冷めてしまうようで、なかなか怖い問題です。
スクエニはプレイヤーが飽きないように次々とイベントを開催してほしいですね。今はちょっと少ない気がします。
装備制限がない
このゲーム、装備品は職業に限らず全て装備できるのです。魔法使いでもゴッツイ盾を装備できたりします。
ドラクエって装備制限があるからキャラ毎の特徴が出て戦術にもメリハリが出来ると思うんですが今作ではそれがないんですよね。まぁ防具によって強化される項目が違うから魔法使いは自然と攻撃魔法プラスがついてる魔法使いっぽい防具になることはなりますけど。。
その点、武器は職業ごとに得意なものが決められていて、得意武器だと効果が上がったりします。でも防具にはありません。防具にも得意防具があれば良かったんじゃないかと思うんですけどね。まぁ装備制限があると面倒くさいというのはあるかもしれないですが。
装備がダサい
これはゲームのせいではなく、私の引きの問題なのですが、装備品はシリーズで統一しないととてもダサくなります。
何が悲しいってこの装備で武闘家なんです。。この頭でどうやって回し蹴りができるんだとつっこみたくなります。装備制限の話に戻ってしまいましたが、とにかくこの装備をなんとかしようとガチャを引いてもレア4すら出ないという運の悪さ。早く次のガチャが始まれば装備も変わってくるんでしょうけど、しばらくこのままかなぁ(悲
(10/17追記)
なかなかかっこよい装備にできたのでお披露目
黒の騎士みたいな感じで良くないですか? 欲を言えば盾が黒ければ完璧だったんですけどね。。でも頑張ればかっこよくなれるということで。
最後に
色々語ってきましたが、個人的にはかなりハマっております。やはりドラクエ世代としてはドラクエ=面白いという方程式がDNAにまで刷り込まれているんでしょうね。
問題点に関しては今後のアップデート次第でしょう。最初だけ盛り上がるか、これからも継続して面白さを保ち続けるか。国産の位置情報ゲームとして頑張ってほしいものです。