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カラオケバトル7/19:ブレイク直前歌の新星SPまとめ。優勝は?採点結果の解説など

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2020年7月19日のカラオケバトルは『ブレイク直前!歌の新星SP』です。

バトルの見どころ、出場者、選曲、得点の紹介と、年間500曲以上カラオケ採点をしている筆者が独自の視点で点数を解析します。

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見どころ

今後ブレイクすること間違いなしの若手有望シンガーが集まってバトルを繰り広げます。

A,B,Cの3ブロックで予選を行い、勝ち残った3人で決勝を戦います。優勝者にはトロフィーとテレ東の歌番組で持ち歌を歌える権利を獲得します。

予選Aブロック

出場者とバトル結果

①SHIN 日本武道館をうめた ヴィジュアル系ロッカー
X JAPAN『Forever Love』
98.542
②若井友希(i☆Ris) 声優とアイドル ハイブリッド歌姫
LiSA『紅蓮華』
96.142
③竹中雄大(Novelbright) 2020年ブレイク予想No.1
back number『瞬き』
98.156

感想&分析

なかなかの高レベルの対決だったAブロック。制したのはロックのSHINさんでした。ヴィジュアル系って今はちょっとめずらしいですが確かな歌唱力で納得の決勝進出です。

▽SHINさんの分析レポート
点数:98.542(素点:96.497、Ai感性ボーナス:2.045)
音程正確率:91%
表現力:93点(抑揚90点、しゃくり24点、こぶし10回)
Ai感性:88点
ロングトーン:4.5/5
安定性:10/10
リズム:±0
ビブラート:4.5/5(47秒、83回、A-2

全てにおいて高得点で隙がないという見事なレポートですね。カラオケバトルのトップバッターは低くなりがちな表現力、安定性もバッチリです。個人的に注目なのはビブラートのタイプが「A-2」という点です。詳細は省略しますが一般的にAタイプのビブラートは点数が取れないことが多いんですが4.5という高得点を取られています。これはビブラートが安定しているという意味のため、普段の練習量が伺えます。

若井友希さんは博士の言っていた通り表現力がイマイチだったのとビブラート・ロングトーンですね。表現力は抑揚が95点と高いのにイマイチということはしゃくりなどのテクニックが少なかったと思われます。アイドルの方はプロデューサーにもよりますがあまりテクニックを使わずにまっすぐ歌うことを要求されることがあると聞いたことがあるので、そのせいかもしれませんね。

そして竹中雄大さんですが、私は「Walking with you」が非常に好きでボーカルの竹中さんの歌唱力の高さに脱帽し今回優勝候補と予想していました。ですが結果は結果です。分析レポートを見た感じ、各項目的にはSHINさんとほとんど変わらない点数でしたので、どっちが勝ってもおかしくなかったと思います。

 

出場者とバトル結果

①Nono(Jewel) 18歳にして芸歴10年!下克上を狙う美少女ユニット
aiko『Kiss Hug』
96.662
②青山新 今年デビュー!大作曲家の最年少弟子
森 進一『冬のリヴィエラ』
96.800
③YOUSUKE(LAST FIRST) 純烈の弟分スーパー銭湯アイドル
尾崎豊『Forget-me-not』
97.366

感想&分析

純烈の弟分であるLAST FIRSTのYOUSUKEさんが決勝進出です。恥ずかしながら今回初めてこの方を知ったのですが、安定感があっていい声ですね。確かに純烈よりもうまいかもしれません。

▽YOUSUKEさんの分析レポート
点数:97.366(素点:95.649、Ai感性ボーナス:1.717)
音程正確率:90%
表現力:89点(抑揚94点、しゃくり25点、こぶし7回)
Ai感性:86点
ロングトーン:4/5
安定性:9/10
リズム:-1
ビブラート:3.5/5(20秒、43回、D)

各項目は全体的に点数が取れていますね。しいて言うならはビブラートが3.5と低かったでしょうか。タイプがDと少し乱れているようなので、安定させるともう少し延びると思います。

 

予選Cブロック

出場者とバトル結果

①柏木ひなた(私立恵比寿中学) ももクロ&超有名プロデューサー激推し!
シャ乱Q『シングルベッド』
97.343
②RANASOL ダンスミュージック界の大型ルーキー
米津玄師『Lemon』
95.815
③EMILY 今年こそブレイク!?勢いに乗りまくる個性派シンガー
絢香『みんな空の下』
98.117

感想&分析

第3ブロックはいいキャラのEMILYさんが決勝進出です。

柏木ひなたさんは曲はよいチョイスだと思います。シングルベッドは私もよく歌いますが採点に向いている曲ですね。テンポがゆっくりでビブラートもかけやすいですし、サビはちゃんと高いので抑揚もつけやすい。分析レポートも点数も申し分なかったので正直この点数は謎です…。おそらく要因は裏加点でしょう。倍音と呼ばれる声質の場合は裏加点が高くつくと言われています(公式で公表はされていません)。要は、採点マシン向きの声質ではなかったということですね。

RANASOLさんはちょっと丁寧に行き過ぎましたかね…。音程は外さない!という気概は見えたのですがその分伸びがなかったような気がします。というよりはLemon自体が難しいので採点向きではないと思いましたね。

そしてEMILYさん。声いいですよね。ハスキーとまでは言わないですが独特のかっこいい声質です。

▽EMILYさんの分析レポート
点数:98.177(素点:97.05、Ai感性ボーナス:1.127)
音程正確率:91%
表現力:87点(抑揚80点、しゃくり48点、こぶし7回)
Ai感性:88点
ロングトーン:4.5/5
安定性:10/10
リズム:±0
ビブラート:3/5(7秒、22回、B-2)

ただ、正直分析レポート的には悪い点が多いですね(笑 抑揚も80点と低いですし、ビブラートも3.0ですし。ただそれを補って余りある抜群の安定性。そして裏加点もかなり入っている気がします。決勝進出3人の中で一番素点(AIボーナスなしの素の点数)が高いことがそれを裏付けています。

 

決勝

出場者とバトル結果

YOUSUKE(LAST FIRST) 高橋真梨子『ごめんね…』
98.103
EMILY 菅田将暉『さよならエレジー』
98.093
SHIN 中島美嘉『雪の華』
97.886

感想&分析

注目の決勝は、2位と0.01点差でYOUSUKEさんが優勝となりました。3位のSHINさんとも0.217差とかなりの僅差でしたので、もうこの3人は誰が勝ってもおかしくなかったと思います。

最後に

優勝は純烈の弟分であるLAST FIRSTのYOUSUKEさんでした。

安心して聞ける安定感抜群の伸びのある歌声で安心して聞けました。長年カラオケバトルを見ていますが、こういう安心して聞ける歌声の方はだいたい高得点なんですよね。
優勝特典としてテレ東で歌も披露できるということで今後の活躍に期待します。

さて次回は、8/2放送の「プロ頂上決戦!2020年夏のグランプリ」です。

毎年恒例の夏のグランプリ! 去年は齋藤伶奈さんが予選決勝ともに100点満点で優勝という快挙を成し遂げました。今年はAI採点になって初の100点が期待できるかもしれません。注目の一線です。

では!