音楽・カラオケ PR

カラオケバトル3/28:U-18歌うま大甲子園を解析。出た!AI初100点!出したのは誰?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2021年3月28日のカラオケバトルは『U-18歌うま大甲子園』です。

バトルの見どころ、出場者、選曲、得点の紹介と、年間500曲以上カラオケ採点をしている筆者が独自の視点で点数を解析します。

公式サイトはこちら

 

見どころ

今回は18歳以下の最強を決める1戦です。

U-18四天王も全員参戦です。

現U-18四天王:佐久間彩加、鈴木杏奈、馬場亜衣里(佐々木麻衣は卒業のため4人目は空席)

そしてなんといっても今回は100点が出るとの予告が…!

U-18は例年高得点の戦いとなるので非常に楽しみですね。

 

予選Aブロック

A① 熊本エミ(小6)
Point 3人のU-12の内の一人。パワフルなボイスが特徴。優勝したらiphoneを買ってもらえるとか。 99.172
選曲 鬼束ちひろ『月光』
成績 過去の平均点:96.742

鬼束ちひろ特有のこぶしも見事に再現していて聴きごたえがありました。分析レポートが映らなかったので詳細は分かりませんが、音程正確率はかなり高かったんじゃないでしょうか。虹も多かったですね。まだ小6ということで将来が楽しみです。

 

A② 中村竜大(高1)
Point LDHグループ名門スクールに在籍 98.297
選曲 三代目J SOUL BROTHERS『LOVE SONG』
成績 過去の平均点:97.100

素直な声でまさにEXILEという感じでした。リズムが貯めすぎだったようです。少ししゃくりすぎだったからでしょうか。リズムの速い遅いはなかなか分かりづらいから修正が難しいんですよね。

 

A③ 下尾礼子(高2)
Point 1500人参加のアニソン大会のチャンピオン。 98.732
選曲 LiSA『炎』
成績 過去の平均点:98.459

流行りの鬼滅の刃の炎ですね。炎は結構色々な方が歌われていて、昨年12月の冬のグランプリでは鈴木杏奈さんが99.038が最高点でした。テンポもゆっくりで非常に歌いやすい曲だと思います。抑揚が74点と足を引っ張っていました。ただAi採点は100点だし音程正確率も93%取れているので、抑揚さえよければ99点取れていました。惜しいですね。

 

A④ 佐久間彩加(高1)
Point 現四天王の中でも最強と名高い歌姫。カラオケではからあげを食べて喉を潤す。 99.494
選曲 竹内まりや『カムフラージュ』
成績 過去の平均点:99.490

やっぱり強い現四天王。会を増すごとにオーラが増している気がします。

分析レポート
点数 99.494
音程正確率 97%
表現力 96点(抑揚92点、しゃくり67回、こぶし36回)
Ai感性 100点
ロングトーン 5
安定性 10
リズム ±0
ビブラート 5(45秒、49回、B-2ボックス型)

驚異的なのは音程正確率の97%。ほぼ原曲通りでも92%くらいですから97%は本当にスゴイです。その他も特にマイナス要素は見られません。これはもう100点に限りなく近い99点でしょう。お見事でした。

 

予選Bブロック

B① 加藤礼愛(小5)
Point U-12リトルモンスター。昨年9月のバトルでは決勝に進出。 95.531
選曲 キアラ・セトル&ザ・グレイテスト・ショーマン・アンサンブル『This Is Me』
成績 過去の平均点:97.800

これは完全に選曲のせいだと思います。歌唱力は抜群ですね。一般的に洋楽はなかなか点が取れないと言われていますが、それ抜きでもこの曲は難曲です。それを承知でこの曲に挑戦した意気込みは称賛に値します。音程正確率が89%というのが難しさを物語っていますね。

 

B② 大村晴空(中2)
Point トータルテンボス大村朋宏の息子。歌唱動画がSNSで話題。 93.278
選曲 優里『ドライフラワー』
成績 過去の平均点:-

採点だけで言うと他の挑戦者に比べると少し実力が足りなかったようです。ただ歌声には人を引き付ける魅力を感じましたので今後に期待します。

 

B③ 北本莉斗(小5)
Point U-12リトルモンスターの一人。去年の9月のバトルでは当時のAI採点最高得点を取って優勝。 99.194
選曲 ゆず『栄光の架橋』
成績 過去の平均点:99.507

すごく上手くて採点マシン的には高得点が出やすい歌声ですね。乱れがなく安定しています。ただ個人的な感想ですが、うまく歌おうとするよりも自分を出してもっと汚く(いい意味で)歌って欲しいなと思います。カラオケバトルは男性陣が弱いので(U-18四天王にはしばらく男性がいない)ぜひとも今後を背負って頑張ってもらいたいですね。抑揚が79点と少し低かったですがそれ以外は高得点でした。

 

B④ 梅谷心愛(中1)
Point 2018年に小5でカラオケバトルデビュー。昭和歌謡曲を好んで歌う。カラオケバトルの活躍がきっかけで事務所から声がかかり、福岡から東京に引っ越した。 98.468
選曲 中島みゆき『銀の龍の背に乗って』
成績 過去の平均点:98.150

中1とは思えない重厚感のある歌声。中島みゆきの歌に合っていました。

 

予選Cブロック

C① 北島由唯(小5)
Point Youtubuもやっているという演歌少女。 96.148
選曲 石川さゆり『津軽海峡・冬景色』
成績 過去の平均点:97.814

音程正確率が87%、表現力の79点が全てでしたね。演歌はよっぽどうまく歌わないと音程正確率が低くなりがちです。特にこぶしを多く使うとぶれたと判定されて音程正確率に響いてしまいます。なので採点での演歌はかなり上級者向けだと思います。

 

C② ゆーゆ(高1)
Point プロとして活動している高校生シンガー。お母さんはジブリの歌で有名な井上あずみ。 94.935
選曲 レベッカ『フレンズ』
成績 過去の平均点:-

少しビブラートが弱いかなぁと思いました。レポート的にもビブラートは5点中3点で、16秒しか判定されていません。安定性も8点と少し低かったですね。ただ声は良かったので、もっと練習して安定性、とビブラートを身に着ければ高得点も取れると思います。

 

C③ 久保陽貴(中2)
Point 伸びのある魅力的なボイスの中学生シンガー。お父さんはNHKのど自慢大会で優勝経験あり。 99.373
選曲 Official髭男dism『115万キロのフィルム』
成績 過去の平均点:97.705

私は正直本大会で一番は彼だと思いました。ちょっと鳥肌立ちました。この歌を聞いて採点マシンが高得点を出したときは、「お、分かってるじゃんAiマシン」って言ってしまいましたよ。

分析レポート
点数 99.373
音程正確率 96%
表現力 94点(抑揚79点、しゃくり97回、こぶし64回)
Ai感性 100点
ロングトーン 4.5
安定性 10
リズム -1
ビブラート 5(48秒、50回、B-2ボックス型)

音程正確率96%とAi感性100点が見事ですね。髭男の高低差のある難しい曲を96%の正確率で歌いこなすのは驚愕です。そして人がうまいと思う歌い方の場合に高得点になるAi感性が100点と、Ai採点の正確さが証明された気がします。

 

C④ 馬場亜衣里(高3)
Point 現四天王の一人。今回がU-18のラストバトル。 99.313
選曲 aiko『カブトムシ』
成績 過去の平均点:99.005

まさかの現四天王が予選敗退。実は分析レポートの各項目の点数は久保さんとほとんど同じなんです。

・・・・ってあれ? よく見たら本当に「まったく」同じですね。抑揚、しゃくり、こぶしまで全て同じです。
これ、番組側が表示する採点画面間違えてませんか?

まぁほとんど気付く人はいないでしょうけど…。この記事を見たご本人がいたらぜひ番組に文句言ってやってください(笑)

 

予選Dブロック

D① 池田裕楽(STU48 2期研究生)(高2)
Point AKB48グループナンバー1の歌声を持つ。 95.979
選曲 AKB48『離れていても』
成績 過去の平均点:-

ビブラートこそ5点中3点でイマイチでしたが、そのほかは音程正確率も94%だしAi感性も100点なので、練習さえすれば高得点は取れそうですね。

 

D② 宇都宮聖(小5)
Point 6歳で初めて参加した歌の大会で優勝してから、獲得したトロフィーは20以上。今年1月の大会では予選突破。 98.365
選曲 AI『Story』
成績 過去の平均点:-

小5とは思えない重みのある歌声。Ai感性も100点と採点マシンも認めています。

 

D③ 鈴木杏奈(高2)
Point 現四天王の一人。過去7度の優勝を誇る。 98.745
選曲 水樹奈々『アパッショナート』
成績 過去の平均点:99.583

またいつものように難曲を選んでますねー。今年1月の100点チャレンジでは歌いやすい曲で挑戦して99.650という高得点を出しています。曲に妥協すれば100点も取れるはずですが、それよりも好きな曲、好きなアーティストの曲を優先しているんですよね。本当にチャレンジング。だからこそファンも多いんでしょうけどね。
音程正確率の92%と表現力の93点がネックだったようです。

 

D④ 伊沢有香(中1)
Point 過去何度もカラオケバトルに参戦し四天王も撃破したことがある実力者 99.167
選曲 乃木坂46『インフルエンサー』
成績 過去の平均点:98.263

「乃木坂とかAKBとかの曲は複数人で歌うことを前提にしているので息継ぎが難しい」というのはなるほどと思いました。そんな難曲で99点取れるのだから見事です。

 

決勝

決① 伊沢有香(中1)
選曲 AKB48『恋するフォーチュンクッキー』 100.000

出ました!!!! Ai採点史上初の100点。

分析レポート
点数 100.000(Ai感性ボーナス2.235点)
音程正確率 93%
表現力 99点(抑揚98点、しゃくり103回、こぶし64回)
Ai感性 100点
ロングトーン 4.5
安定性 10
リズム -1
ビブラート 4.5(10秒、13回、B-2ボックス型)

特筆すべきは表現力の99点!これはすごい、表現力で99点なんてなかなか見ません。しゃくり103回も多いですね。Ai感性ボーナスが2.235もついているので、かなりテクニックでボーナスがついたと思われます。

 

決② 北本莉斗(小5)
選曲 コブクロ『赤い糸』 99.679

 

決③ 久保陽貴(中2)
選曲 斉藤和義『歌うたいのバラッド』 98.392

 

決④ 佐久間彩加(高1)
選曲 福耳『星のかけらを探しに行こう』 99.919

 

最後に

ということでAi採点で初めて100点をとった中1の伊沢有香さんが優勝しました。

すごいのは決勝進出者の中で一番点数が低かった伊沢有香さんが決勝トップバッターで100点を取ったことですね。これによって後のメンバーにプレッシャーを与えることができました。

ラストの佐久間彩加さんは少なからずプレッシャーがかかったと思いますよ。本人が意識していなかったとしても何らかの影響を与えて、99.919という点数になってしまったのかもしれません。

U-18四天王以外の中1でしかも100点で優勝してしまうという波乱を見て、世代交代を感じました。今年の年間チャンピオンが楽しみですね。Aiでの100点合戦を早く見たいものです。

次回は、4/11のU-12春の新人頂上決戦です。

では!