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カラオケバトル8/2:2020夏のグランプリまとめ。優勝は?採点結果の解説など

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2020年8月2日のカラオケバトルは『プロ頂上決戦!2020夏のグランプリ』です。

バトルの見どころ、出場者、選曲、得点の紹介と、年間500曲以上カラオケ採点をしている筆者が独自の視点で点数を解析します。

公式サイトはこちら

 

見どころ

毎年行われる恒例の夏のグランプリです。

昨年は齋藤伶奈さんが予選、決勝ともに100点という衝撃の結果でした。今年はAiになっているため100点は難しいと思いますが、ハイレベルな戦いが予想されます。

A,B,C,Dの4ブロックそれぞれ4人ずつで戦い、各ブロックの最高点をとった出場者と、敗者の中で最高点の一人が決勝に進めます。

今回の優勝者にはトロフィーと優勝賞金100万円が贈られます。

 

予選Aブロック

出場者とバトル結果

①川人雅代 KB優勝経験のあるシンデレラガール
平均点:98.720
小柳ゆき「愛情」
97.881
②吉田広大 ブロードウェイ・ミュージカルRENTで日本語版キャストの座を勝ち取ったハスキーボイスのイケメンシンガー
Mr.Children「名もなき詩」
98.776
③高槻かなこ 超人気グループでセンターも務めた声優界の次世代スター
平均点:97.884
LiSA「紅蓮華」
98.156
④KIMIKA 5000人の中からグランプリを獲得し レディーガガも涙したR&B界の歌姫
平均点:97.412
平井堅「瞳をとじて」
97.676

感想&分析

Aブロックはミスチルの「名もなき詩」を歌った吉田広大さんが決勝進出です。

▽吉田広大さんの分析レポート
点数:98.776
音程正確率:91%
表現力:95点(抑揚94点、しゃくり48点、こぶし25回)
Ai感性:100点
ロングトーン:4.5/5
安定性:10/10
リズム:±0
ビブラート:4.5/5(48秒、78回、A-2)

特筆すべきはAi感性の100点ですね。人を引きつける何かを持っていそうな歌声です。「名もなき詩」はミスチルの曲の中では比較的キーが低いです。そのため抑揚がとりづらいのですが、今回の名もなき詩はおそらく原曲より半音高く設定されていると思います。そのためサビが高音になるため抑揚を取りやすくなっています。吉田さんがそこまで考えているのか、ただ自分の音域に合わせて高くしかたは分からないですがナイスチョイスですね。

 

予選Bブロック

出場者とバトル結果

①木山裕策 夢を叶えて紅白出場までしたただのサラリーマン
スターダスト・レビュー「木蘭の涙」
97.132
②二宮愛 ミュージカル「レ・ミゼラブル」でヒロインの一人を演じた歌姫
平均点:98.758
aiko「カブトムシ」
99.578
③徳永ゆうき 車掌のマネが得意な若大将
平均点:98.547
河島英五 「酒と泪と男と女」
96.920
④麻倉未稀  プロ歌手。スクールウォーズの主題歌「ヒーロー」で有名
髙橋真梨子「遥かな人へ」
93.581

感想&分析

BブロックはAI採点で歴代最高点を叩き出した二宮愛さんが決勝進出です。

▽二宮愛さんの分析レポート
点数:99.578(素点:97.810、Ai感性ボーナス:1.768)
音程正確率:94%
表現力:99点(抑揚98点、しゃくり60点、こぶし33回)
Ai感性:100点
ロングトーン:4/5
安定性:10/10
リズム:±0
ビブラート:4.5/5(50秒、60回、A-1)

出ましたAi歴代最高点! でも実は素点(Aiボーナスなしの得点)だとDブロックの宮本美季さんのほうが高いんですよね。ただAiに好かれるといのは非常に重要なので今後もかなりのアドバンテージだと思います。

 

予選Cブロック

出場者とバトル結果

①松本明子 電波少年のイメージが強いが実は歌上手
平均点:95.539
一青窈「ハナミズキ」
98.101
②JOY かませ犬?と思いきや実は侮れない隠れ歌上手芸能人の筆頭
平均点:96.276
KinKi Kids「愛のかたまり」
95.868
③森口博子 ガンダムソングでデビューした紅白歌手
一青窈「もらい泣き」
97.268
④つるの剛士 カバーソングを歌わせたらこの人
和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」
94.053

感想&分析

Cブロックの芸能人対決は松本明子が98.101で制しました。

▽松本明子さんの分析レポート
点数:98.101
音程正確率:91%
表現力:91点(抑揚89点、しゃくり28点、こぶし11回)
Ai感性:94点
ロングトーン:4/5
安定性:10/10
リズム:±0
ビブラート:4.5/5(27秒、45回、B-2)

芸能人という枠でしたが、Aiで98点台は十分すごいと思います。ビブラートもきれいでしたね。私の世代的には電波少年のイメージが強いですが歌もうまいんですね。驚きました。

 

予選Dブロック

出場者とバトル結果

①七瀬りりこ 宝塚の高音製造マシン
平均点:98.632
宝塚歌劇団「私だけに(瀬奈じゅん)」
93.682
②おかゆ KB優勝経験もある女流し
平均点:98.642
大橋純子「シルエット・ロマンス」
98.033
③海蔵亮太 KB過去3度優勝、日本レコード大賞新人賞も受賞したカラオケ世界王者
平均点:99.601
清水翔太「花束のかわりにメロディーを」
98.340(敗者復活)
④宮本美季 KB優勝6回のKDエリートジャズシンガー
平均点:99.613
サザンオールスターズ「涙のキッス」
99.121

感想&分析

Dブロックは過去6回優勝の女王宮本美季さんが勝ち上がりました。また敗者復活枠(一番得点が高かった一人)として海蔵亮太さんも勝ち上がりです。

▽宮本美季さんの分析レポート
点数:99.121(素点98.121、AIボーナス1.000)
音程正確率:93%
表現力:95点(抑揚81点、しゃくり63点、こぶし24回)
Ai感性:100点
ロングトーン:4.5/5
安定性:10/10
リズム:±0
ビブラート:4/5(22秒、39回、A-2)

驚愕のAi感性100点。Ai感性はまだ解析されていませんので100点の要因ははっきりとは分かりません。ただ、納得の100点ではないでしょうか。

DブロックはKB常連のメンバーばかりで死のグループと言われていましたが、4人中3人が98点超えとハイレベルな戦いでした。その中でもちょっと取り上げたいのが、七瀬りりこさんの93点。これは表現力が67点というのが最大の要因なのですが、抑揚は89点と悪くないんですよね。
ではなぜ67点という低い評価だったのかというと、私は「しゃくり」と「こぶし」の回数だと思います。他の出場者が「しゃくり」と「こぶし」の合計回数が80回前後のところ、七瀬さんは23回でした。個人的にAiからはテクニックがかなり重要視されている気がします。よってAiで高得点を取るには「しゃくり」や「こぶし」といったテクニックの回数を増やすことが重要だと思います。

決勝

出場者とバトル結果

①松本明子 小坂明子「あなた」
96.194
②海蔵亮太 HY「365日」
98.399
③吉田広大 シャ乱Q「シングルベッド」
98.677
④宮本美季 いきものがかり「帰りたくなったよ」
98.578
⑤二宮愛 宇多田ヒカル「First Love」
96.801

感想&分析

なんと予選でAi歴代最高点を出した二宮愛さんが96点台という波乱…。正直First Loveめっちゃうまかったですけどね。音程完璧でしたし。
やっぱりあれですかね、「誰を想っているんだはーーーーー」って歌わなかったからですかね。

 

最後に

ということで優勝は吉田広大さんでした。

ハスキーボイスで重厚感があり、それでいて安定感のある魅力ある歌声でした。個人的には選曲がかなりハマったんじゃないかと思います。カラオケバトルの優勝者が女性が多いので是非頑張ってもらいたいところです。

さて次回は8/16放送の「芸能界 隠れ歌うま王決定戦」です。

では!